きっと上手くいく!
この思いがあればなんでも出来る可能性が浪江にはあるはずです。

吉田さやかさん ニンニク栽培

農業をはじめた理由とやりがいについて

ひとりで始めた1年目、不安もありましたがワクワク感の方が大きかったですね。
3年目の今は、それより何百倍もの楽しさを味わっています。協力してくれる方々が少しずつ集まってくれて、誰かが一緒に見てやってくれることが一番の励みになっています。サムライガーリックというブランドの名前で販売しているんですけど、味が本当に食べやすくて美味しいよね!っていう声と、お土産品として手に取ってくださる方が増えたのが一番嬉しいです。やっぱり買ってくださる方の顔が見えて、喜んでくださっている言葉とかをSNSとか関係者の皆様から聞いた時が一番嬉しいし、やる気が出ます。
相馬野馬追のため、常に馬と共にいるので、その馬達の堆肥を使って栽培を続けることが私の一番のこだわりです。失敗しても何回もチャレンジするという信念は常に持ち続けています。

ニンニク栽培1年間のスケジュール

この浜通り地区は暖かいので、植え付けは青森に比べて2ヶ月程度遅らせています。
収穫まで7ヶ月くらいですが、その間も草取りとか、色々な作業はずっと続いていて、収穫後も選別作業とか、根切り、葉切りとか調整している間に、あれ?もう次の植え付けの時期が近いなと。作業としては年中、1年を通して続いている感じです。
休みはとにかく無い(笑)。ただ休みが無いから大変=やりたくないってことではなくて、意欲的に自分で毎日作業しているって感じです。

収入についてと今後の目標

収入は、今年は1年を通してニンニクを販売出来そうなので、その月にどれくらい 売り上げがあったかっていうところになります。浪江町の魅力を発信してくださる 皆様のおかげもあって、関東の方の飲食店さんにも使っていただけるようになり、 「道の駅なみえ」でのお土産としての販売半分、飲食店さんへの売り上げが半分っ ていう感じです。今後は、浪江や福島から飛び出して、全国の方にこの浜通り地域 の伝統文化と食文化も含めて、広く拡がってもらいたいなと思っています。

新規就農者へのアドバイスと浪江町について

浪江町は風が気持ち良いし、農地も場所によって色々な種類の土があるので、 これからの農業の可能性は大きいと思います。また、ベテランの農家さんが近くに 沢山いらっしゃるので、わからないことは、どんどん聞いていける良いタイミング だと思います。
ただ、自分が本当に作りたい、育てていきたい作物をしっかり考えて選んだ方が良い と思います。家庭菜園の延長みたいでは難しいと思います。
でも、せっかく浪江に興味をもってくれたなら、どんどん色々なことにチャレンジし てもらいたいと思います。なんでも出来る可能性が浪江にはあるはずです!