フラワープロジェクト

東京農業大学の学生さんが視察に訪れました!

10月2日(土)、東京農業大学の学生さんが浪江町の視察に訪れました!
浪江町では、東京農業大学と町の地域再生・活性化に関する連携協定を結んでおり、町内での農業体験や作物の栽培など様々な活動をこれまで行っています。
今回の視察もその活動の一環として実施されました。

世田谷、厚木、オホーツクキャンパスから総勢16名の学生さんに訪れていただきました。
まず向かったのは完成したばかりの苅宿カントリーエレベーター。内部の見学をしながら、管理者の方々から施設内の先端設備や、町内の水稲状況などについて教えていただきました。

続いて向かったのは棚塩産業団地が見渡せる展望台。ここから、団地に入っている企業 FH2R(世界最大規模の水素製造工場)や、FLAM(大規模な高度集成材製造センター)などを見学してもらい、職員より町の現状を説明しました。現在町に続々と参入・連携している企業さんのお話を聞いて、驚いている学生さんもいました。

最後に訪れたのは、町内でいろいろな野菜を栽培し出荷している『Kちゃんファーム』の鈴木さん。
ほ場を前に町内の農業の現状や、今後の展望など、生産者ならではの視点から、様々なお話を学生さんにしていただきました。

訪れた学生さんの中には、これまでの活動で何度か訪れたことがある方もいましたが、「初めて浪江町に来た」という方もたくさんいらっしゃいました。
みなさんに最後感想をお聞きしましたが、「実際見に来て、いろいろ新しいことにチャレンジしてることに驚いた」「原発被災地というイメージが強かったが、町内の様子を視察して印象が変わった」と言う方もいれば、「被災から10年もたつのに(市街地の様子や居住人口などの数値などを見て)まだこれしか復興してないのか、と感じてしまった」と率直に述べる方もいました。

みなさん学部や専攻もバラバラで、今夏の活動を通して、町内作物の6次化に関することなど「自分が学んでることを生かして今後も浪江町と関わっていきたい」という力強い言葉を多くの学生さんからいただきました。

浪江町の今後の復興・発展のためには、”若者”の力が必要不可欠です。
今後も東京農業大学の皆さんとは、様々な活動を通して浪江町を好きになってもらい、共に町の農業振興のために協力して歩みを進められればと思います。

浪江町フラワープロジェクトでも、今後も浪江町と東京農業大学さんの活動を追っていきたいと思います!